バイナリーオプションは限りなくギャンブルに近い投資

FXと同様、為替の価格に対する投資に「バイナリーオプション」があります。バイナリーオプションは為替の上下動(ハイorロー)を予想するだけという「シンプルなルール」と、取引に失敗しても「損失が限定的」ということが特徴になっています。

●シンプルなルール
バイナリーオプションのルールは、決められた時間に為替が上がっているか下がっているかを予想するだけという簡単なものです。そのような短時間で勝負を決する性質から、バイナリーオプションは投資というよりもギャンブルの色が濃くなっています。そのため、2013年に金融庁がバイナリーオプションに対する規制を強化したことで、バイナリーオプションのルールが以下のように大幅に変更されました。

1.2時間のスパンでの取引
ルール改正前のバイナリーオプションには数分後のレートの上下動を予想するものがあり、瞬時に勝負が決していました。それが丁半博打に該当すると判断されたため、日本のバイナリーオプションは開始時刻の2時間後のレートを予想するように変更されています。

従って、1日の取引回数は最大12回に限定されます。なお、判定時刻は2時間後とされていますが、取引自体は判定時刻の2分前までできます。例えば、取引の開始時刻が10時の場合は12時が判定時刻になりますが、取引の締切時間は11時58分になっており、11時58分に注文すれば2分後の数値を予想するだけで済みます。ただし、締切時間に近いと当たりやすくなるため、その分ペイアウト率が低くなります。

2.総取りの禁止
過去、バイナリーオプションでは、判定時刻の為替価格がハイにもローにも該当しない「レンジ外」という価格帯の設定がありました。そして、判定時刻に為替価格がこの価格帯に入ると利用者全員の「負け」となり、投資金は全て業者のものになる「総取り」というルールになっていました。このような、業者が一方的に得するようなルールは廃止されました。

●損失が限定的
バイナリーオプションを行っている利用者の中に主婦や若いサラリーマンが少なくありませんが、それは失敗しても損失が限定されているという安心感があるからです。例えば、FXの場合は値動きが自分の想定した範囲から外れると、損失がどんどん膨らんでいくため、含み損がいくらになるかわかりません。

ところが、バイナリーオプションは仮に予測が外れても、出費した金額以上に損失が増えることが無いため、精神的なプレッシャーが少なく、また資金の管理がしやすくなります。さらに、バイナリーオプションは小遣い程度の少額から始められることで、資金的負担が小さいことも利用者が増加している要因になっています。